2008年1月4日金曜日

アメリカの家庭の常備薬

アメリカの医療事情で日本と随分違うなぁと感じているのが、薬の処方。

先日、子どもの発熱と耳の痛みでかかりつけのクリニックへ行ったとき、

私「先生、子どもの熱が38.8度あって、耳も痛いと言っているのですが、、、」
医師「どれどれ、あぁ、耳が炎症起こしてますねぇ。鼻も出てるし、風邪ですね。耳の炎症を抑える抗生物質を出しましょう」
私「今朝子どもに、家にあるMotrin(解熱剤のイブプロフェン)を飲ませてきたんですが、熱のお薬はいただけますか?」
医師「それ、まだ家に残っているの?」
私「はい、先日買った新しいのを開けたばかりです」
医師「じゃあ、それ続けて使って」


日本じゃ、風邪一つにしても市販薬と処方薬では効果に差があって、市販薬では効かないから病院へという場面も多いけれど(おそらく薬事法で気軽に買える薬の主成分が限られているからなんだけれど)、アメリカでは診察を受けても、市販薬で事足りる症状の場合は処方箋を書いてくれないんですよねぇ。夜中の高熱でER(救急病院)に連れて行っても、市販と同じ薬を飲ませてくれるだけだし。

医師「あと薬屋さんに行って、鼻水のお薬も買って飲ませるといいですよ。耳の炎症の原因ですからね」

そういって、オススメの常備薬リストをくれたので、ここに載せておきます。アメリカに暮らして間もない人には、便利なリストだと思いますよ。


痛み(Pain)-Tylenol, ibuprofen (Advil) or naproxen (Aleve), ketoprofen
熱(Fever)-Tylenol (also suppositories) or ibuprofen
のどの痛み(Sore throat)-Salt water, chloraseptic, cepastat, etc.
鼻水(Runny nose)-Antihistamine (Dimetane, Benadryl, Triaminic, Tavist, Claritin)
鼻水と鼻づまり(Runny-Stuffy nose)-Antihistamine and decongestant(Actifed, Dimetapp, Benadryl, Tavist D)
鼻づまり(Stuffy nose)-Saline spray, decongestant (Sudafed)
咳(Cough)-Dextromethorphan (Robitussant DM, 44D, etc.)
吐き気(Nausea)-Motion sickness meds (Dramamine, Marazine, Emetrol)
下痢(Diarrhea)-Sips of fluids, Imodium, Pepto Bismol)
胸焼け(Heartburn)-Antacids, Zantac, Tagamet, Prilosec)