目覚ましなどはセットしないで、ゆっくり起床。ジャグジーで少しカラダをほぐしてから、ホテルのロビー前の大広間のバッフェで朝食をとりました。
I-10に乗って、今日はテキサス州に入って、暗くならないうちに行ける所まで行く予定です。
しばらく走っていると、写真の標識が見えてきました。
「OK牧場の決闘」で有名なトゥームストンの町が、ここから少し南へ下ったところにあり、いまでも西部開拓時代のセットのなかでガンマンショーが開かれているそうです。
トゥームストンまで、ツーソンからは約1時間半。I-10の分岐点からは約30分のドライブです。
テキサス帰省の際はいつも早く着きたくて、私はまだ、トゥームストンに立ち寄ったことがありません。次回はぜひ、行ってみたいです。
ちなみに、テキサスに住む90代の義祖母が子供のころ、ワイアット・アープの訃報を新聞で知ったそうです。ワイアット・アープが長命の人だったということもありますが、それでも、「OK牧場の決闘」は、それほど遠くない昔の出来事だったんですね。
さらに、東に向かって進んでいきます。
どこまで走っても、荒野が延々と続きます。
ツーソンから2時間・約140マイル走って、ニューメキシコ州に入りました。
荒野の中に、土産物屋の看板。
フリーウェイ沿いにある土産物屋には、ネイティブアメリカンの民芸品や花火、クッキーのような軽食が売られています。ニューメキシコ内のI-10沿線には、給油や食事で立ち寄れそうな町がまばらにしかないので、トイレ休憩ができる貴重な場所です。
フリーウェイ沿いに見える、Hillside letters。
ツーソンにあるアリゾナ大学本部キャンパスのサイン |
これは、Wilcox, AZの「W」 |
ニューメキシコ州大の愛称Aggiesの「A」 |
Lordsburg, NMの「L」 |
I-10沿いには、ユニオン・パシフィック鉄道のサンセット路線が通っています。時折、100両以上の長い貨物が、停まっているのかと思うくらい、ゆっくり走っています。
まだまだ荒野が続きます。
町が近づいてくると、非常に大規模な酪農場が見えてきます。
ついに、テキサス州に入りました!
ニューメキシコ州境にあるエルパソ市はメキシコ国境の街でもあり、フリーウェイの向こうには、メキシコが見えます。
エルパソはかなり古い車も走っているので、最低速度も定められています。
エルパソの市街地を抜けて、シエラブランカ山麓を走り続けます。
このあたりから最高速度が80マイル(約128km)になります。でも、100マイルくらいでガンガン飛ばしている車ばかりですが(汗)
今夜はヴァンホーンという小さな町に泊まることにしました。
今回は、この町で一番新しいハンプトン・インに泊まりました。このホテルは、おそらくヴァンホーンで唯一、インドアプールとジャグジーがあるホテルです。
ヴァンホーンは特に目立った産業はないのですが、エルパソとダラスのドライブ中継地点として、数件のガソリンスタンドとレストラン、そして、モーテルや中級クラスのホテルがあります。
何にもない場所なので、夜空の星がきれいです。
アマゾンのCEOのジェフ・ベゾスが設立した宇宙産業会社「ブルーオリジン社」が、数年前にヴァンホーンの北に広大な土地を購入して、有人宇宙船の打ち上げ基地を置いています。近い将来、ここのホテルには、宇宙旅行をする人たちと送迎者達がたくさん泊まるようになるのでしょうか。
ハンプトン・インのプールとジャグジー |
朝食バッフェのワッフルメーカーでは、 テキサス州の形をしたワッフルを焼くことができます。 |