2007年11月30日金曜日

リワードカードで節約上手

リワードカード(Reward card)は、日本の商店でいうところのポイントカードに似たシステム。さまざまなスーパーマーケットやお店で無料発行してもらえるんですよ。



お店によって特典もいろいろで、商品によってReward cardをもつメンバー料金が設定されているお店、商品が一律10%引きのお店、$50以上お買い上げの場合にお店の外の併設ガソリンスタンドの料金が1ガロンあたり10¢引きのサービスがあったり、系列店のどこでも使えたりと、なかなかお得なシステム。



日本では現金じゃなくて、たくさんのポイントカードでお財布がパンパンなんてこともよくあったけど、アメリカでは、このReward cardが車のキーホルダーにつけられるキータグサイズになっている。さすが車社会。



厳密には、ほとんどの店で、カードサイズ1枚とキータグサイズ2枚セットで発行してくれるので、夫婦で一つずつキータグを持つことができるというのも、日本とはちょっと違うね。日本はあくまでもその個人に発行するけど、こっちではその家族に発行している感じかな。



私が住む市では、図書館の貸し出しカードもキータグ仕様。もうなんでもかんでもキータグなので、こちらに住むアメリカ人はキーホルダーにジャラジャラとたくさんのキータグをつけてますよ。



「出かけるときは忘れずに」

とは、某アメリカ系クレジットカードのCMの有名キャッチだけど、車社会のここアメリカで出かけるときの必需品は、車の鍵とReward cardってことですね。

2007年10月9日火曜日

テキサス VS. オクラホマ

全米のたいていの州では、ステート・フェアとよばれる大規模なイベントが年に1度、数週間にわたって開催される。全州挙げての産業まつりのようなものと言ってよいだろう。テキサスのような大きな州では、南岸のビューモントで開かれるSouth Texas State Fair、東部のタイラーで開かれるEast Texas State Fair、そしてダラスで開かれるState Fair of Texasのように地域で分けられていることもある。

なかでもダラスのState Fair of Texasは、300万ドル以上もの経済効果を地元にもたらす全米でも大きなイベントだ。

テキサスの人々はこのイベントをとても楽しみにしている。というのもステート・フェアの開催に合わせて、会場のフェアパーク(Fair Park )内にあるスタジアム、コットンボウルで歴史的なアメフトの試合が行われるからだ。

Red River ShootoutまたはThe OU-Texas gameと呼ばれる、テキサス大学とオクラホマ大学のアメフトの試合は100年以上前の1900年に始まり現在に至り、両校の所在地の中間地点であるダラスで毎年行われている。ちなみにRed Riverは州境を流れる川の名前である。アメリカには陸軍VS.海軍のようにほかにも有名なライバル決戦があるが、OU-Texasはおそらく五本指に入る話題性と歴史のあるゲームなのだ。

試合当日は、ダラス市内のあちこちで、応援するそれぞれの大学のロゴTシャツを着た人々をたくさん見かける。道路やショッピングモールの駐車場にも各校の旗を飾った車がずらりと並ぶ。ショッピングモールやレストランで店員に「試合はどうなっている?」と訊ねれば、みんなこのゲームの経過を教えてくれる。町中がアメフトの話題で盛り上がる。

ちなみに2007年はオクラホマの勝ち、通算40勝を上げた。

このイベントが終わると、いよいよ暑いテキサスにも秋がやってくる。

2007年9月22日土曜日

ライブオークの庭

うちの玄関前とバックヤードに随分古く大きい木が何本か立っている。これはテキサスでよく見られる樹木のひとつで、ライブオーク(Live Oak)というそうだ。実際、ダラス=フォートワースエリアだけでも、Oakがつくストリート名がとても多い。うちの前のストリートなんか、Live Oakそのまんまだ。開発前この地域はライブオークの森だったのだろう。

ライブオークは、落葉するのがほとんどのオークの仲間のなかで、冬でも青々と葉を茂らせて生きているようだからと名づけられたらしい。調べた限りでは適切な和名が見当たらなかった。
建材としても優れているようで、“世界の航行可能な就役艦船で最古、かつアメリカ海軍の現役艦”であるUSSコンスティチューションの建造には、2,000本のライブ・オーク材が使われた。200年以上前に就役した船で、数々の修復を経て現在はNAVYの艦船といっても親善や広報目的で活躍している戦力外の船だが、いまでも航行可能であることには違いない。

9月後半に入って、テキサスもずいぶん気温が落ち着いてきて過ごし易くなってきた。日中はまだ摂氏30度を越える日が続くけれども、朝は20度前後でカラッとしていて清々しい。

そんな秋めいてきた今日この頃、ライブオークのドングリが一気に落ち始めた。そしてそれを冬のあいだの食料として蓄えるために、バックヤードにリスが頻繁にやってくるようになった。

先日、玄関前の掃除を息子に手伝わせ、落ちたドングリを山ほど拾ってもらった。あとでバックヤードに餌台を設え、リスにあげるのだそうだ。横須賀に住んでいるときにはなかなかできなかったこういう自然あそびが、ここでは簡単にできる。
我が家をよく訪ねてくるこのリス、色とカタチからハイイロリス(Eastern Gray Squirrel)なのかキツネリス(Fox Squirrel)なのか微妙に見分けが付かない。近づくとすぐに逃げてしまうので餌付けしてよく観察したいけれど、うまくいくだろうか。子どもも喜ぶだろうなぁ。

2007年9月7日金曜日

Mr. John

息子の学校の担任の先生は、Ms. Paonessa。でも子供たちはみんな彼女のことをMs. Roscellと呼んでいるんですよね。アレ?と不思議に思って義母に尋ねてみました。

テキサスをはじめアメリカ南部では、子供が学校の先生とか近所の人や友達の親などを呼ぶときに、ファーストネームの前にMr.やMs.をつけるのが一般的なんだそうです。

たとえばJohn Smithという男性には、Mr. John。Alice Wonderlandという女性には、Ms. Aliceという具合に。

日本の学校でMr.やMs.はラストネームにつけて習ったし、日本で出会ったアメリカ人にもそう呼んできたので、私にはちょっと違和感があるけれど、郷に入り手は郷に従え。これがいま住んでいる場所のやり方なのだから、慣れるしかないのよね・・・。

私の義父母も、もとはカナダ国境が近い北部の州の出身なので、ファーストネームにMr.やMrs.をつけて呼ばれるのは正直嫌みたい。でも大人が自分たちの子供に彼らをそう呼びなさいと躾けているので、あえて口出さずに諦めている模様。

私もいづれ息子の友達から同じように呼ばれるのかな?想像するだけでもちょっと恥ずかしい。